2013年12月29日日曜日

and did it my way!(私の人生を歩んできたんだ!) 安藤美姫(女子フィギュアスケート)

『and did it my way!(私の人生を歩んできたんだ!)』
安藤美姫(女子フィギュアスケート)


フィギュアスケート:全日本選手権
2013年12月22日 さいたまスーパーアリーナ

トリノ、バンクーバーと2度の五輪を経験し、
07、11年世界選手権で2度、女王の座に就いた
安藤美姫選手が引退を発表しました。

2013年12月22日の全日本SPでは5位発進でしたが
とても気持ちのこもったいい演技だったと思います。












3年ぶりの舞台「全日本ってすごい特別な場所なんだな。幸せだな」。
中2で初出場した01年にいきなり3位、
4回転ジャンプを決めた03年の初優勝も経験した舞台は、
やはり独特の雰囲気。

現役最後のSPに選んだのはフランク・シナトラの「マイ・ウェイ」。
歌詞は「そしていま、終わりが近づいた。終幕は目の前だ」と始まる。

冒頭に組み込んだのは2連続3回転トーループ。
「休養する2年前より上がった完成度でやり遂げたかった」。
しかし4月の女児出産で筋力、体力は落ちた。
でも現役を続けるからには意地があった。そして見事に着氷。
続く3回転ルッツを降り、最後のスピンまで最高の舞台で踊り続けた。
「100点以上です」と幾度も指で瞳をぬぐった。

つらかったり、悲しかったり、いろいろあったけど、
一番うれしかった自分を表現したかった。マイ・ウェイを表現できた。

そう振り返った安藤選手に呼応するように、その歌詞には
「愛して、笑って、泣いた。ほしいものを手に入れ、敗北も味わった。
そうしていま、涙が途切れ、全てがなんて楽しかったんだろうと気がついた」
と続いています。

リンクから離れたこの2年は涙を流すこともあった。
だが出産後、8歳で競技を始めた頃のように日々が楽しくなった。
娘の成長に合わせるように、
スケートの技術を一から磨き、そに進歩がうれしかった。
当時の恩師、門奈コーチらにジャンプを学び直す毎日に、
幼少期のように周囲に感謝する気持ちも強くなった。

「マイ・ウェイ」は最後に、
「and did it my way!(私の人生を歩んできたんだ!)」
と確信の言葉で締めくくっています。
安藤選手が歩んできた途・・・そのものかも知れません。

今後はアイスショーで滑ることはあっても、目指すのは指導者。
9歳でスケートを始めた時から、門奈コーチみたいなコーチになるのが夢だった。
最初に師事した門奈裕子コーチのように、五輪選手を送り出すことが夢だという。

「感謝の気持ちでいっぱい。現役生活で、きょうが一番うれしかった」

うれしい記憶、悔しい思い、つらかった感情も火の鳥とともに燃え尽きた。
17年のスケート人生の最後に、
潤んだ瞳と一人の母親に戻った笑顔、新しい夢実現へのスタートです。

2013年12月20日金曜日

カーリング女子 北海道銀行、五輪出場決めた!第8エンドに大量6点

カーリングのソチ冬季五輪世界最終予選最終日は12月15日、
ドイツのフュッセンで五輪出場決定戦が行われ、
女子で1次リーグを2位で突破した日本の北海道銀行は、
最後の五輪出場枠を懸けたノルウェー(同3位)との一戦に10-4で勝利。
日本女子の5大会連続五輪出場が決まりました。












日本は3-4で迎えた第8エンドに、
相手のミスなどから大量6点を奪って逆転。

第9エンドに日本がスチールで1点を加えると、
ノルウェーがギブアップして日本の五輪出場が決定。。。

日本女子は5大会連続の五輪出場。
「カーリング娘」から「カーママ」となった小笠原歩とサード船山弓枝は、
06年トリノ大会以来8年ぶり3度目の五輪に挑戦です。
皆で応援しましょう!

(今大会の開催地)ドイツのことを考えない日はなかった。
実は苦しかった。
一投一投、日本のカーリング界を背負う気持ちだった。
自分自身を追い込んでいたので、ほめてあげないと。

重圧から解放され、晴れやかな笑顔がとても印象的でした。
精神的にも一回り大きくなったお二人の活躍で
ぜひ表彰台を目指してほしいですね。


2013年12月15日日曜日

ブラジルW杯C組突破オッズ、日本3番手…1位はコロンビア

英公認ブックメーカーのウィリアムヒル社が12月7日、
1次リーグ組み合わせ抽選が終わったブラジルW杯の
最新優勝オッズ(掛け率)、1次リーグ突破オッズを掲載しました。

が、しかし優勝候補不在のラッキーとみられるC組に入った日本に対し、
厳しい評価が下されたようです。。。

お隣のD組は優勝実績のある3カ国がひしめく「死の組」となったのですが、
日本は1位突破でも2位でも決勝トーナメント1回戦では
D組を勝ち上がったチームと対戦ということで先々を見据えると
厳しい対戦になりますね。

<ウィリアムヒル社がブラジルW杯関連のオッズを更新>
C組で2位以内に入るチームの倍率は
・コロンビア1・22、
・コートジボワール2、
・日本2・25、
・ギリシャ2・87、
日本は3番手で1次リーグ敗退と評価されました。

日本のカード別の「勝ち」「分け」「負け」のオッズを見ると、
第1戦:コートジボワール戦は負け、
第2戦:ギリシャ戦は勝ち、
第3戦:コロンビア戦は負け、
の評価が高く日本は1勝2敗の勝ち点3で敗退というわけなのです。

さらに、MF本田圭佑選手らが目標に掲げる
「優勝」オッズになると日本は201倍。
32カ国中20位タイで、1位のブラジルは4。

得点王は
アルゼンチン代表FWメッシが9倍、
ブラジル代表FWネイマール11、
ポルトガル代表FWのC・ロナウド13、
コロンビア代表FWファルカオ15、
と続き、上位88人のリストに日本人選手の名前はなし。

“大穴”評価を喜ぶ人もいるのですが、
プロの予想屋の目はシビアということですね。













ところで、ウィリアムヒル社の予想ページでは、
新たにグループ突破を予想することが出来るメニューが新設されています。
http://sports.williamhill.com/bet/ja/betting/e/5335709/World-Cup-2014---Group-C.html

で、C組のグループリーグ突破国を日本に掛けて日本を応援する。
という掛け方もできるんですねー。

現実的に日本が優勝するのは難しいとしても
グループリーグ突破の予想だったら、可能性は大きいでわけです。
自分も日本に掛けて盛り上がろうと思ってます。^^;

今のうちに登録しておいて熟考しましょう。
図解入りマニュアル等も用意しているので安心です。
>>>英国公認ブックメーカーのウィリアムヒルへの登録


2013年12月12日木曜日

お兄ちゃんがついに勝った!宮里優作 号泣11年目初V 男子プロゴルフ

『もう「藍ちゃんのお兄ちゃん」じゃない!』
宮里優作(男子プロゴルフ)

男子ゴルフツアー日本シリーズJTカップ最終日
(12月8日東京よみうりカントリークラブ=7023ヤード、パー70)














お兄ちゃんがついに勝った。3打差の首位で出た宮里優作選手が
71とスコアを1つ落としながらリードを守り、通算13アンダーでツアー初優勝を飾りました。
応援に訪れた妹・藍ちゃんや両親、家族の応援を力に変え、ツアー11年目での栄冠でした。

この優勝により「3年シード」の権利も獲得。

最終18番パー3、3打目のアプローチがカップに消える。
宮里は両手でガッツポーズを決め、
キャディーと握手を交わすと、次の瞬間、膝からその場に崩れ落ちた。

全身の力が一気に抜けて立っていられませんでしたね。^^;

両親、家族、そして大勢のギャラリーが見守る中、口ひげをたくわえ、
ベテランと呼ばれる年齢になった33歳の男は四つんばいになって号泣。

プロ転向後、初めて単独首位で迎えた最終日。
前夜は眠れず、1番でドライバーショットを右に曲げ、いきなりボギー。
それでも「感情を入れずに次に向かうことを心がけた」と必死に気持ちを切り替えた。

しかし6、7番の連続バーディーの後に8、9、10番で3連続ボギーを叩くなど
なかなかプレーは安定せず、ギャラリーから「優作ちばりよ(頑張れ)」の声援が飛んだ。

そして3打リードで迎えた最終ホール。重圧から第1打を左に曲げ、ボールは左ラフに。
第2打もオーバーさせて再び深いラフにつかまった。

だが「トリプルボギーも覚悟した。グリーンの上で止まってくれたら」と、
開幕前の練習で丸山茂樹から教わったSWでふわりと浮かせるロブショットが
歓喜のフィナーレに導いたのです。うむ神業でしたね。

11年のオフから妹・藍が暮らす米アリゾナ州で合同合宿を敢行。
妹も師事するコーチのピア・ニールソン氏の下で「ビジョン54」
というメンタルトレーニングに励んできたとか。

以前はラウンド中にイライラしてキャディーバッグを蹴り飛ばすことも、
徐々に感情の起伏をコントロールできるようになったのが大きかったようです。

「いつもは藍ちゃんのお兄ちゃんと呼ばれるが、
きょうは(ギャラリーに)名前を呼んでもらえて力になった」と苦笑い。。。^^;

まずは2勝目が大事だと思う。勝利を重ねて強いプレーヤーになりたい。
と元怪物ルーキーはさらなる高みを見据えた。

プロ転向後はすぐにでも優勝すると期待されていましたが、初Vまで11年ですか。
でも、まだ33歳ですから、今まで費やした時が無駄ではなかったことを証明しつつ、
妹さんにも負けない強い選手になってほしいですね。


2013年12月11日水曜日

高梨沙羅 個人戦W杯開幕V~混合団体に続き2日連続!

ノルディックスキー・ジャンプ女子の個人第1戦が
ノルウェー・リレハンメル(HS100メートル、K点90メートル)
で行われ、昨季総合優勝の高梨沙羅選手が貫禄のジャンプで優勝しました。
 
102メートル、96・5メートルの飛距離だけでなく、
高い飛型点も稼いで合計286・0点。
2位に16点の大差をつけ、前日の混合団体に続いて2日連続の優勝。

今季も女王に死角なし。
そう思わせるような圧倒的な飛躍のようでしたね。

1回目はヒルサイズを越える102メートル。
ぴたりと張り付いたような空中姿勢でテレマークも決まり、
飛型審査員も軒並み19点台をつける。

「今までに19点が出たのは何回かしかないと思う」
と昨季までの課題だった飛型点でも大幅に得点を上積み。
2回目も風が強い中でしっかりとまとめる。。。

予選でのジャンプを見た小川孝博チーフコーチは
「アプローチで少し早めに体が動いていた」と修正点を指示。
それをきっちり直して大ジャンプにつなげる高梨選手に
「すぐに直せるのが凄い」とうならせた。

開幕前日には英BBCから取材を受け、今後はソチ五輪の
公式予告映像用の撮影も予定されているそうだ。

関係者は「日本では浅田(真央)と高梨だけじゃないか」と、「ソチ五輪の顔」の一人として、ますます期待が膨らみます。

高まる期待にふさわしい勝ちっぷり、
しかも前日の混合団体に続いての2連勝~♪

高梨選手の五輪シーズンが最高の形で幕を開けました。
ほんと期待していますよー。
あまりプレッシャーをかけ過ぎないようにね。^^;

2013年12月8日日曜日

ママさんランナー赤羽有紀子さんが引退へ 1月の大阪国際が最後

女子マラソンで2011年世界選手権5位に入り、
「ママさんランナー」として知られる赤羽有紀子選手が、
大阪国際女子マラソン(来年1月26日)を最後に
現役引退することが発表されました。

栃木・真岡女高から城西大を経て実業団入りした赤羽さんは
結婚、出産後も夫の周平コーチとの二人三脚で競技を続け、
08年北京五輪に5000メートル、1万メートルで出場。

その後マラソンに転向し、世界選手権には09年大会を含めて
2度出場したが、12年ロンドン五輪は補欠に。


娘を出産して走り続けることができたのは、
関わってくださった全ての方々のおかげ。

これからもスポーツの世界に関わって
いければ。

まだ出場予定レースがあるので、
最後の最後まで全力で駆け抜けたい。
とコメントしています。





もっといい成績を残せる実力者だと思いますが本当に残念です。
今後も陸上界に関わってほしい人材ですね。
ひとまずお疲れさまでした。


コストやリソース面でのメリット