2010年11月27日土曜日

長谷川穂積“飛び級”での2階級制覇!WBC世界フェザー級王座決定戦

手に汗にぎる。目の離せない大熱戦でした。
久しぶりに激しい打ち合いのボクシングを見た気がします。
ちょっと興奮しましたー。

今までのイメージと違った長谷川選手のタフさが
目だった試合でした。

試合後もクールで好感がもてますね。


WBC世界フェザー級王座決定戦
(26日、名古屋市ガイシプラザ、観衆=7500)

前WBC世界バンタム級王者・長谷川穂積選手が、
ファン・カルロス・ブルゴス選手に3-0で判定勝ち。

2階級を上げた“飛び級”での2階級制覇は、日本人初の快挙。
先月24日にがんのため55歳で亡くなった母・裕美子さんに
勝利をささげた。


母の魂が拳に宿る。下がらない。打って、打って、
打ち続ける。
8回にバッティングで右目上をカットし、
流血で視界がふさがっても、長谷川の闘争心は衰えなかった。
試合終了のゴングが鳴るまで、ブルゴスとパンチの
応酬を繰り返し、会場を興奮のるつぼとした。

「本当はここに母が来るはずだった。
安心させるボクシングはできなかったけど、
天国で喜んでくれていると思う」

控え室に戻ると、静かに勝利をかみしめた。

4月に行われたWBO世界バンタム級王者
フェルナンド・モンティエル戦でまさかの4回TKO負け。

再戦の見通しが立たないため、
1階級上のスーパーバンタム級を飛び越え、
フェザー級への挑戦を決意。

パワー不足はスピード強化で補った。
フィジカルトレーナーの中村正彦氏から体幹トレーニング
を受け、体の軸を固定することで素早いパンチを出すよう
心がけた。

バンタム級では3週間で最大12キロの減量を
強いられたが、
フェザー級では10日間で余裕を持って体重を
落とすことができた。

バンタム級から3・6キロ重いフェザー級こそが、
長谷川穂積の適性階級だったのです。


日本人初となる快挙にも、おごることはなく。

世界最強、最高の親孝行を果たした長谷川穂積が、
新たな階級での伝説を作るべくスタートを切った。

また連勝街道を進んでほしいです。
コストやリソース面でのメリット