こんにちは。Wataです。
フィギュアスケート・GPシリーズ第1戦NHK杯
(10月24日、名古屋・ガイシプラザ)
男子フリーを行い、ショートプログラム首位発進の、
高橋大輔選手が4回転ジャンプを完璧に決めるなど156.75点で1位。
合計234.79点で、GPシリーズ通算5勝目を挙げました。
鋭い氷音とともに冒頭の4回転トーループが着氷するや、
いきなり大歓声が爆発した。ピアソラのタンゴ「ブエノスアイレスの冬」の
調べに乗り次々ジャンプを成功させると、見せ場のステップでは
観客の大拍手が後押し得点表示を待つまでもない余裕のVでした。
今季初戦のジャパン・オープンに続き、4回転を完璧に決めた。
「去年までは跳ぶ跳ぶと言っても、
自分の中で自信がなかった。
今は、いけるだろ、という変な自信がある」
と。。。
右ひざ手術から復活した昨季はジャンプを跳ぶ際のひざのバネの違和感に
悩まされたが、
今夏には「頭からつま先が反応するまでの伝達が早くなった」と完全復調。
一方で昨季よりひざの可動域が広がったことで微妙に感覚が変わり、
「動く分、制御できなかったり、感覚を広く持たなければいけなかったり」。
常人には計り知れないミクロレベルの感覚の差を操り、仕上げてきた。
そんなふうには見えないのですが、今大会出場選手の最年長ですって。
この日いずれも4回転に成功した羽生、無良ら若手の台頭に
「必死こいて負けないようにしている」と話していましたが、
余裕の表情に見えますね。
照準は、東京で開催する、来年3月の世界選手権での連覇。
“氷上のアーティスト”として完成期に入った高橋選手が、
競技生活の集大成と位置づける、最高の1年にしてほしいですね。